新型コロナウイルス感染拡大で続く外出自粛。おうちにいる時間できのこ栽培はいかが?
横浜市のきのこ農家、永島農園が販売するしいたけ菌床に人気が集まっている。
この時期は、外食産業向けを中心に、本来はしいたけの出荷作業で忙しいはずだが、コロナの影響で、今年の出荷量は例年の9割減まで冷え込んだ。
少しでも打開策になればと、同農園の永島陽子さん(38)が「みんなが自宅でできることを」と、菌床の販売を思いついた。農園で使っている群馬県産の菌床を個別にオンラインで販売。次第にSNSなどの口コミで広がり、新規のお客さんからの注文が増えた。購入後、「たくさん生えて面白い」とプレゼント用に再購入した人もいるという。
この時期なら、霧吹きやポリ袋をかぶせるなどして湿度を保てば、しいたけは自宅でも簡単に栽培できる。直射日光も必要なく、約1週間で20個前後収穫できる。収穫後も4、5回は繰り返し生えてくる。
価格は税込み1100円。栽培に便利なプラスチックケース付きは2200円。外出できない期間が長引くようなら、暑さに強く、夏の栽培に向いているキクラゲ菌床の販売も検討している。
同農園を運営する永島太一郎さん(38)は「先が見えず、今後どうすればいいかわからない中、工夫をしていかないと」と話す。
菌床は同農園のオンラインショップ(https://nagashima-nouen.stores.jp/)から購入できる。(北村玲奈)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル